アルバム「TIME」の話…ってよりも大阪城ホールと武道館の話

2015年にリリースされた
KANA-BOONの2ndアルバム「TIME」

もしかしたらこういう書き方されたら本人達的には嫌かもしれないけど、はじめて聴いた時の感想は

「あ、一周まわって、昔の僕らの知ってるKANA-BOONにかえってきたな」

って感じでした。

昔お付き合いのある周りの人も、もしかしたらこんな風に思った人も多いかも。

もちろんパワーアップして帰ってきた感じだったのでそこが嬉しかったです。

僕としては、結晶星が再録されて入ってたり、シングルの曲はどれも好きだったり思い入れもあるのですが、

5曲目のクラクション

が、なんかすごく嬉しかった。

この前にシングルできられた talking もなんですけど、この感じのリズムの曲を僕とお付き合いが頻繁にあった頃のKANA-BOONって、作る事はできれど、きちんと演奏できてなかったんですよね（笑）

こういうのは、本当に今だから書ける話ですが（笑）

クラクションの感じ、あの頃じゃ絶対に演奏できてなかったもんな。当時、弱点みたいに言われてたあのリズム隊が、今じゃしっかりメジャークオリティですよ？今だからこういう書き方できるけど、あの飯田とこいちゃんが(笑)！素直にかっこいいもん。古賀のギターも炸裂してるやん。そりゃ感動するわ。
— 倉坂@The denkibran (@thedenkibran) 2015, 1月 22

ミュージシャンとしての彼らの成長が一番うかがえたのが、あの曲だったり、前のtalkingだったりしたので、2015年はKANA-BOONの成長が1ファンみたいな関わりかたをしてても伝わってきた1年だったかもしれません。

大阪城ホールと武道館　公演

これ今年だたんですよね。

気持ち的には去年ぐらいだったので、ふりかえってみて「おおお！今年やったっけ！？」となりました。

武道館は行ったことなかったんですが、大阪城ホールでは誰を見たっけなぁ…。

Mr.children、B’z、Mr.BIG、OZZY OSBOURNE は城ホールで見た。たしか。

この辺りと名前を並べると、KANA-BOONもすごくなったもんだなぁ…と感慨深かったです。

まずは大阪城ホールでのライブ。

城ホールのライブの時のMCで、城天の話からオトワラシの名前が出たり、相変わらずなところもありつつ、しっかりと成長したライブを見せてくれました。

やっぱりお客さんの人数が圧倒的だったので、ただただスゴイなぁ…と思って見てました。

ただ、武道館の方の感想は、その時の大阪城ホールでライブを見た時とはちょっと違ってました。

初武道館。

武道館なんて一生行くことないと思ってました。

ビートルズが初来日してライブしたとこだぜ？

おお…ビートルズと同じステージに立つのか！などと思ってました（ステージはもちろん組み替えてますが　笑）

正直、武道館になんか一生行かないと思ってました。俺、遠征してまで、わざわざライブ見に行く！ってタイプじゃないんでね。 — 倉坂@The denkibran (@thedenkibran) 2015, 3月 31

で、はじめましての武道館。

印象としては「あれ？思ってたより広くないぞ？」でした。

いや、客席も3階とかまであって、もちろん広いんですけど、その前に大阪城ホールで見てたので、スケール感としては城ホールの方が広いなぁ…と思いました。

席もステージの真正面だったので、ステージの広さもわかりやすくて、大きめにステージを作るよりは普段のライブハウスのステージの延長線…といった雰囲気のステージセット。

決してスケールは小さくないけど、思ったより大きくはない…っていう。

そういうところで何万人も相手にライブをしている彼らを見て、

ああ、当たり前だけど、あの頃の延長線上で彼らはここに立っているんだなぁ…

と、感慨深い気持ちになりました。

プロだねぇ…さすがだねぇ！ってとこと、相変わらずだねぇ(笑)ってとこと、危なっかしい場面なんかは現場で関わってるスタッフさんはヒヤヒヤなんだろうけど、僕としてはああいうとこって見てて嬉しくなってしまう。

今でもそうなんですが、ライブハウスでライブしてるバンドがトラブった時に「お？どういう風に切り抜けてくれるかな？」とか助けにいかないで、ワクワクしてしまう悪い癖が僕にはあります(笑)。

要は、見てるこっちが「あの頃の気持ちのまんま」見れるのような、あの頃からの延長線上で武道館という広いキャパを使って、良いライブをみせてくれたんですよね。

勝手にね、ああ、あの頃の僕らは間違ってなかったんだなぁ…という気持ちにさせてくれたライブでした。

これはつまり、KANA-BOONに限らず、今、僕と一緒に「ああでもない、こうでもない」と、もがいてる身近なバンド達もきっと間違ってない！と、彼らなりのやり方で証明してくれたような…そんな誇らしい気持ちになりました。

そんなこんなで初武道館を無事に捧げました。

@kanaboonmaguro 初武道館を捧げます。

— 倉坂@The denkibran (@thedenkibran) 2015, 3月 24

11月頃にARKSとハウリングアンプリファーが新宿LOFTでライブをする…というので、無理やりスタッフ面してついていきました。

「東京行くよー！」って鮪氏に連絡したら、まぁ忙しそうな中だったのですが、無理やり都合をつけてくれましてですね、久しぶりにゆっくりとお茶できました。

話も終わって喫茶店を出る時に「ここは僕に払わせてください」って1000円ちょっとぐらいのもんですが、おごっていただきました（笑）。

おごってもらっちゃったよ。

実はこれ一番、嬉しかったかも。

あの貧乏だった子が、立派になってたよ！みたいな（笑）。

コーヒーだけおごられに月一ぐらいで東京に行こうかな？とか思うぐらい嬉しかった。

KANA-BOON 自身、まだまだ途中だし別にどこかにゴールしたわけではないのですがそれでも、一つの結果を見せてくれたって意味では、本当に勇気づけられた彼らのアリーナ公演でした。

ありがとう。

さぁ、来年は！？…とは言わないけど、2~3年後僕を武道館に連れていってくれるのはどのバンドだ？って楽しみが増えた。

そしてまた武道館でKANA-BOONも見たいなぁ…とも思った。

で、もちろんKANA-BOON以外の、今、knaveにもよく出てくれてるような仲の良いバンドの武道館ライブも見てみたいというのも今日強く思った。俺、間違ってなかったみたいだから、お互い一生懸命やってたら、きっと君らも大丈夫な気がする。 — 倉坂@The denkibran (@thedenkibran) 2015, 3月 31

ってね。

最後に

どうしても気になってた事があって「シルエット」って、あの頃の曲やんね？

と、お茶した時に聞いてみたら「そんなの聞かなくてもわかるでしょ？」みたいなリアクションでかえしてくれました。

僕はナルトはあんまり知らないんですけどね。