Thank You ゲバル .
ゲバルが2年間のお勤めを終えて、下界に旅立たれていきました。おつかれさまでした。
真面目な事を書こうと思うと筆が止まってしまいますね。
彼に関しては
個人的な趣味なんですがドラムがちょっとズッコケてるロックバンドが好きなんです。バンド的に色んなジャンルに手を出してるけど、ドラマーがロックドラムしか叩けなくてそれが結果的にバンドの統一感になってる…みたいな(笑)。そういうニュアンスではゲバルはある種、僕の理想的なドラマーでした→
— 倉坂@The denkibran (@thedenkibran) 2015, 10月 18
そういう意味ではレゲエっぽいの叩いてとか、ジャズっぽい4ビート叩いて…とか注文だしても全然出来ないんだけど(笑) ぜんぜん器用なタイプじゃないんだけどね、バンドのノリを出すって意味では特に最近良い感じになってきたので、本当にもったいないなぁ…と。 — 倉坂@The denkibran (@thedenkibran) 2015, 10月 18
このツイートがすべてかもしれません。
もうちょっと一緒に演りたかったなぁ…というのが素直な感想。
思いつくままに書いていってみましょうか。
ゲバルとの出会い
南堀江knaveのカフェで僕がナンパしました(笑)。ゲ「僕、もう一つバンドやりたいんですよねぇ~」
倉「あ、じゃThe denkibranで叩いてよ?」
ゲ「え?」
その後、たしかtwitterで「本当に叩いてよ!」ってDMを僕が送って…みたいな流れだったと思います。けっきょくSNS。現代っ子的。
ゲバルがびっくりするぐらい緊張してたから、逆にこっちもびっくりした。
ゲバル君、どうやら超真面目。初顔会わせ、スタジオ練習の時、「うわ!人間って、こんなに緊張できるんや!?」ってぐらい彼は緊張していました(笑)。
全然、叩けてないし(笑)スティック落としまくるし(笑)
僕はライブでゲバルが叩いてるところを何回か見てからの状態だったので「うわぁ、緊張してるなぁ(笑)!!」ぐらいのもんだったのですが、Ba悟史はゲバルとは完全に初顔合わせ。
悟史が「え?こいつ、本当に大丈夫!?」となったのは言うまでもありません。
「今までのThe denkibranファンの方に僕、受け入れられてもらえますかね…」との不安そうなゲバル。
「いや、そもそも、そんなファンいないから大丈夫やで!」と、こういう所に書くのも恥ずかしいような事実を彼に伝えたのですが(笑)彼の眼差しは、ずっと不安そうでした。
…これ
次に決まってるライブは、梅田のクラブクアトロね!
って伝えたら、コイツ、死んじゃうかもしれんな…と思って、その時は今後の活動に関しては多くは伝えなかったような気がします(笑)元 tricot の komaki さんとゲバルは兄弟弟子!?
後に、ゲバルは片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティのDr斉藤君の弟子だった事が発覚。斉藤君に教えてもらってたんですね。
元 tricot の komaki さんも、斉藤君に師事してた事が確かあったよね?
という事は、komaki さんは、ゲバルの兄弟子って事ですよね?(もちろん当人同士の面識は一切ない)
斉藤君曰く「いやあ、ゲバルと違って、komaki は最初からめちゃくちゃ上手かったですけどねぇ~!」と言っておられましたが。
斉藤君は「ゲバル、デンキブランかぁ~、鍛えてやってくださいね!(嬉)」と、たいそう喜んでくれてました。
なので、ひとつ後悔があるとするならゲバルがいてるうちに、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ と一回ぐらい対バンしたかったなぁ…と。
師弟対決ですよ。
ゲバルが本番前に緊張してガチガチになってるのを見たかった(笑)
8ottoと対バンしたかった
もうひとつの後悔を思い出した。8ottoと対バンしたかった。
ゲバルといえば8otto!
ってぐらいのゲバルは8ottoのファンだったんでね、一回ぐらい8ottoと対バンしたかった。で、本番前にクソ緊張してるゲバルを見たかった。
↑もう、そればっかり
この前のゲバルラストイベントのアンコールで、8ottoの曲をやってゲバルに歌わそう…という案も出たのですが彼はそれを全力で拒否しました(笑)
一回、8ottoのトラさんから、ゲバルの着てるTシャツに対して、twitterで直接リプをいただいた事があって、あの時のゲバルのリアクションは面白かった(笑)。
良いTシャツ着てますね RT @thedenkibran: そして、マイミーンズが超かっこいいリハやってる隣で、ゲバルはお灸に必死。そんな、The denkibranは今晩、パンゲアでライブです!! pic.twitter.com/ykZXW9Cq5j
— 8ottoTORA (猫♂35歳) (@8ottoTORA) 2014, 7月 18
※トラさん、引用すいません
そういえばなのですが。
The denkibranのメンバーでダラダラしていた時に、本当に偶然8ottoのマエノソノさんと遭遇した事がありまして。
僕はまったく面識はないのですが、せっかく目の前にいるんだし「え?せっかくだし話かけたら良いやん?」とゲバルにすすめたのですが、彼は綺麗に固まっておりました(笑)。
あの時って、けっきょく話しかけなかったんやっけ?
8ottoと共演はできなかったけど
8ottoのマエノソノさんを目の前にして固まってるゲバルは見れたし、まぁ、いいか。
この夢は果たせた。
そんなこんなで2年間
活動できてたのか、でできてなかったのか、正直よくわからない2年間だったけど楽しかったなぁ。
恥ずかしながら、ここ最近でやっと演奏の意気が合ってきたんですよね。
2年やってて、今っていうのも遅すぎる気もしますが(笑)。
それはお互いの性格的なとこを知れたのも大きいと思いますし、単純に上手くなった…というのもありますし、このまんま続いていったら、もっとよくなっていくんだろうな…と漠然とは思ってたので。
1年前ぐらいに「1年後ぐらいでバンドやめます…」と、ゲバルに切り出された時は、まだ先だし…とは思ってたのですが、やっぱり1年なんてすぐでしたね。
はじめて出演した見放題の時に、バスドラムのビーターをとばしてしまって焦ってたのが昨日の事のようです(笑)。
上に貼り付けたツイートと重複しますが、僕らみたいなバンドの場合、メンバーそれぞれの持ってるリズム感だったり、難しい書き方をすると”アンサンブルを構築する感覚”というのに、すごくバンドの音が左右されます。
僕は正直リズムキープできるドラマーとか手数でフィルを入れるのが上手いドラマーよりも、瞬間の疾走感をアンサンブルとして出せる人と一緒にやるのが好きです。
なので、これは一緒にやってきた結果ではあるのですが、今月の2本のライブに関して言えば、最後の最後でゲバルは僕の理想のドラマーにしっかりなってくれてたと思います。
プライマルのAメロの2回し目のギター
ミュートした5度コードを8分音符で刻む…っていう、どのバンドでもやってる当たり前のアレンジがあるんですけど、あそこ、すごく気持ち良かった。
あの曲が出来てからの歴代ドラマーの中では僕的には、あの部分に関してはゲバルがぶっちぎり一番でした。
ああいうシンプルなとこを気持ちよくあわせれる…っていうのは、本当にありがたかったなぁ。楽しかった。
まぁ、基本どの曲もリズムキープに関しては、けっこう頼りないとこあったけどね(笑)。
恥ずかしながら、そもそも僕のリズム感が悪いので。
サビにはいるとためて歌うから遅くなったり、ギターだけの時はつっこんで走っていったり、ユレユレなのでやりにくかったかとは思いますが(笑)文句も言わずに合わせてくれてありがとう。
この前の2ndline終わりに珍しくメンバー4人でご飯に行って、ほんのちょっとですが色々とメンバーで話しをしまして、ああいうのも楽しかったなぁ。
色々と忙しくて、バンドの練習やライブの時以外で会うことって、あんまりなかったからね。
ゲバルの本音も色々と聞けて楽しかった。
はじめてThe denkibranを見た時は「媚びてるなぁ~」って思ったとか(笑)。
けっきょく彼は「ロックンロール」が一番好きだったみたいです。
シンプルな曲や、シンプルなパターンのリズムアレンジが好きな人だったんでね。
もう何度でも書きますが、ふまえて、やっぱりもうちょっと一緒にやりたかったなぁ…というのが僕の本音。
それでも、仕方ないもんは仕方ないので。
今まで本当にありがとう。
そして、おつかれさまでした。
僕らは僕らで先に進みます。
どこかにも書いたかもしれませんが、久しぶりに音楽で世界を変えたい気分なんです。
たまには大人のバンドが夢みたっていいでしょ?
一緒に夢をみてみませんか?
けっこう楽しいと思うので興味のある方はついておいで。
良かったら、来年以降もThe denkibranをよろしくお願いします。
来年は本気で楽しませます。
泣いて笑ってと僕等の日々は続いていくのです。
Thank You ゲバル .
一応、ゲバルに関しては辞めたんじゃなくて活動休止的な名目のつもりで僕だけはいます。
本人は辞めたつもりと思うけどね (笑)
面白かった時も、面白くなかった時も含めて
2年間楽しかったぞ。くそやろう。
実はゲバルさんには表には出ない形でもう一仕事、表に出る形でもう一仕事ぐらい残ってるんですけどね(笑)。それもお楽しみに。
とりあえず、僕らもドラマーさんを探さないとね。求む、ドラマー。
おそまつ