HOOK UP RECORDS is (not)DEAD.

hookup

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最近、テーマを見失いかけてますが、これ一応はバンドのblogなので(笑)昨日のライブの話

昨日はHOOK UP RECORDSの10thイベントの最終日。

福島2ndlineでThe denkibranのライブでした。

縁あってあの場に居合わせてくれたみなさん、本当にありがとうございました。

良い夜になったと僕は思ってます。

実は昨日でDrゲバルこと野口君が脱退(とうぶんお休み?)という自分達的にも節目のライブでした。…その辺りの事はまた後日に改めて書くとして、昨日のお話をちょっとだけ。

前回までのあらすじ

HOOK UP (RECORDS) NEVER DIE .
大阪の福島区にあるCDショップ HOOK UP RECORDS のお話。 HOOK UP RECORDSってそもそも何よ? 地元...

↑こちらを参照で

読んだ?読んだ前提で進めますね。

そもそも、吉見さんが自分のblogにも書いてましたが、HOOK UPさんとの付き合いは9年目でして、今出入りしてる、(ぎりぎり)現役感をキープしてるバンドマンでは、もしかしたら僕が最長かも?との事。

で、吉見さんからも

「最終日に出てもらうわ!良い出順のところに入れるから頼むで!!」

との言葉を事前にいただいておりました。

こちらとしては、

おう。望むところよ。

と、もうその時点で臨戦態勢に入って構えていたわけですね。良いライブする気しかないぜ!と。

で、タイムテーブルが送られてきました。ドーン

  1. O.A: CRAWLICK
  2. LINE wanna be Anchors
  3. ドラマストア
  4. ユナイテッドモンモンサン
  5. The denkibran
  6. Cettia

おー!本当だ!良い出順に入れてくれてる!!わーい!

この日の出演バンド、旬なバンドさんばかりの日ですよ。

こんな大阪~東京のシーンのなかでも勢いのあるバンドが出る日にThe denkibranを混ぜるなんて吉見さんナイス!!さすが!!ありがとう!!

…なんて思ったのは一瞬。

よくよく考えてみたら

あれ?

と。

ここにいたるまでの僕に投げかけられたHOOK UP RECORDS吉見さん語録を思い出してみる。
  • 君らに出てもらうの最終日!…わかってるよな?
  • 一番、付き合い長いんやからな!頼むで!
  • 良い出順に入れるから!!(にやり)
  • 気合の入ったライブを見せてな!!
  • 「僕は普段はライブハウスで働いていて…」みたいな、ぬるいMCのライブはなしな!ガチで来てや! (← 恥ずかしながら、たまにそういうライブをしてしまう時がある)
  • わかってるよな?本当に頼むで!
  • 今回、出てもらうバンドの中では、お店に出入りしてる一番古いバンドやからな…(遠い目)
などなど

こんだけ事前に言ってきてたんですよ!?

前々から必用以上に煽ってきてたんですよ!?

普通の人なら思いますよね?

いやいや。アンタ、こんだけ煽っておいて、The denkibranはトリじゃないのかい!?

と(笑)

最後はCettiaかい…

うん。Cettia、本当に良いアーティストですよ。

10代の儚い気持ちを歌える、本当に才能ある歌い手さんだと思います。

何より、やっぱり声が良い。

声と言うのは本当に才能ですよね。一応、僕も歌を歌う人間なので本当に羨ましい。

これからの成長も本当に楽しみです。

僕だってCettiaの初ライブに立ち会ったし、すごく彼女に対しての思い入れは深いです。

そのライブに立ち会えたきっかけだって、元々はHOOK UP RECORDSの吉見さんからの紹介ですし。

彼女もMCで言ってましたが、HOOK UP RECORDSがなかったらCettiaは存在しなかった…ってぐらいお互い本当に大切に思いあってる…そんな関係なんでね、10周年の10日通しイベントの最終日、上京してからの凱旋ライブ。

彼女がトリを飾るのは、ストーリーとしても相応しいと思います。

しみじみ…


…って、普通ならなるんですけど。

これ、自分の事なんでね。

さらに、事前の吉見さんの僕らに対する”フリ”がね。

あの前フリがなかったら、ぶっちゃけ何も思わなかったんですけど。

吉見さん、そんだけ僕らの事を煽っておいて何かい!?ワシらはCettiaの かませ犬かい!?

※かませ‐いぬ【×噛ませ犬/×咬ませ犬】

(闘犬で)訓練のため若い犬がかみつく相手となる犬。試合から引退した老犬などが使われる。転じて、格闘技などで、引き立て役として対戦させる弱い相手のこと。(goo辞書より)

ワシらは悟空がパワーアップするきっかけ作りのためだけに、何回も殺されるクリリンかい!?

 ※クリリン【×くりりん/×栗燐】

漫画ドラゴンボールで主人公の孫悟空がパワーアップする”キッカケ作り”のために殺されてしまう地球人のキャラ。ピッコロ大魔王偏では物語の導入部のキッカケ作りのためにタンバリンに殺され、ナメック星偏ではフリーザに殺され、その怒りにより孫悟空はスーパーサイヤ人に覚醒する。要はかませ犬

※ もっと、かませ犬はヤムチャ

というわけで、僕のハートに火が付きました。

もう、Light My Fire です。



もう話の流れ的には、これ意地でも良いライブしてやるぞ。と。

The denkibranを見くびってるのか!?と。

おい!吉見!てーめー!なめてんじゃねーぞ!ぐらいの勢いですよ。

何が HOOK UP NEVER DIE!? (イベントのタイトル) だよ!?

今日で HOOK UP RECORDS is DEAD!! (僕が新しく考えたイベントのタイトル) だよ。

ぶっつぶしてやるよ!

Cettia、ぶっつぶす(←ここは完全に逆恨み)

…というのが、昨日のライブの冒頭のMCに繋がります。

こんな感じのコントの流れでした。

わかりにくくて、すいません(笑)。

ここから真面目なお話

…と、冒頭から長い冗談を書きましたが(笑)。

The denkibranの出番が、この10日間のイベントの大トリ前という、吉見さんの意図はきちんと伝わってました。

このシュチエーションでこの日にしょぼいライブをしてしまったら、本当にかっこわるくて大阪のライブハウス界隈で偉そうな事を何も言えなくなるな…と。

けっこう本気でビビッたりもしてました(笑)。

リアルかませ犬(クリリン)になるわけにはいかないのでね。

かなり気合を入れて望んだ…という部分は本当です。

おかげで良い緊張感を持ってライブが出来ました。

ありがとうございました。

内容としては、どうだったのでしょうか?

ミスだったりはもちろんありましたが「こういうライブが出来たらきっと成功かな?」と自分達で思っていたライブに、近いライブは出来たような気はしてます。

昨日のあれが今のThe denkibranの一生懸命です。

たぶん、それ以上でもそれ以下でもなかったと思います。

あの半分冗談、半分本気の煽りをCettiaがどう思ってたのかも気になりますし(笑)きちんと「The denkibranにケンカを売られたので…」と、ライブ中に彼女も「返り討ちにしてくれるわ!」と返してくれたので、ああいうのはけっこう嬉しかったりします。

あれを無視されちゃうと、僕がただの嫌なヤツみたいになっちゃうので(笑)セティヤンありがとう。

なんか良くないですか?30過ぎのおっさんのバンドが、10代のデビューもしてて才能ある子にムキになってケンカ売る…みたいな(笑)。

で、それに10代の女の子がきちんと答えてくれて、”プロレス”が成り立つ…っていう。

お互いちゃんとリスペクトしつつ、ケンカする感じが好きです。

年齢も性別もキャリアも状況も超えて、全部関係なしに「ただ、この夜の30分間だけ、誰が一番かっこいいか決めようぜ!?負けないよ!俺が(私が)一番かっこいいんだよ!」って。

この感じが、僕の好きなライブハウス感かもしれません。

もう、ひとつ。

昨日のThe denkibranのライブを見て欲しかった若いバンドマンが何人かいました。

その何人かが、僕が来てよ!って声をかけたわけでもないのに、きちっり見に来てくれたのが嬉しかったです。

それぞれのバンドの状況は違うのですが、同じような事に煮詰まっていて「音楽って、バンドって、ライブハウスってなんだろうな?」て、わけわかんなくなっちゃてる。

そんな、あなたに言葉じゃなくてステージの上から何か見せて上げれるかな?って、そんな裏テーマも持って昨日はライブをしていました。

けっきょく言葉だけじゃ伝わらないからね。

何か感じとってもらえたなら、本当に嬉しいです。

携帯型デジタルプレイヤーの身近さに負けてしまった

こんなライブハウスならいらない 僕が好きだったのはこれじゃない

ってね

あの場であなた達の目を見て、これを本気で歌えたのは、僕の誇りかもしれません。

一番、伝えたいシンプルな事は

君のために作った歌を、君のために歌う

そんなシンプルでわかりやすい力強さをもう一度

きっと、これかもしれません。

僕の歌詞なんて、普段からあなた達と夜中のライブハウスで打ち上げと称して、ダラダラと話してる内容と一緒でしょ(笑)?

(こういう事をここで書く蛇足をお許しください)

そして何より、吉見さんね。

ずっと思ってたんだけど、吉見さんってけっこう僕らの事を過小評価してる気がしてたんですよ(笑)。

あんまり炸裂してるThe denkibranを見てもらった事がないなぁ…とは思ってたので、それをフルできちんと見てもらえる良い機会とも思ってました。

最終的に、吉見さんを泣かせられたら成功だった…とは思うんですが、そこまではさすがにいけてなかったかな?

どうなんでしょうか?

真相は闇の中で…(笑)。

良い夜をありがとうございました。

そして、Cettiaの事ばかり書いてしまいましたが、Cettiaももちろん含め、他の共演者さん、ライブハウスのスタッフさん、そして何よりあの場にいてたお客さん、吉見さん、本当にありがとうございました。

写真で、珍しく僕が中指立ててるのはCettiaと出番直前まで、中指たてて「ぶっつぶしてやるよ!?」とか、ケンカごっこをして遊んでたから(笑)

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あと、どうでも良いんですが、リハーサル終わりにHOOK UP RECORDSに「今日はよろしくお願いしますー!」って挨拶に行ったんです。

そうしたら吉見さんがBOOWYを聴いてました。

「なんで、BOOWY!?」と聞いたら「イベント最終日にむけて気合いれてるねん!」と吉見さん。

あげくに「なぁ~、今日、BOOWYみたいなライブしてくれやぁ!?」と、全然わけのわからない事を僕らに言ってきました(笑)。

やっぱり僕らの事をちょっとなめてるな…と、その時は一瞬思いました(笑)

で、無事にイベントも打ち上げも終わって、最後に挨拶に寄ろうかな?と深夜の2時ぐらに「おつかれさまで~す」とHOOK UP RECORDSに寄ったんです。

吉見さんは、またBOOWYを聞いてました(笑)。

「なんで!?」と聞いたら、「余韻に浸ってるねん!」と。

マジか。

吉見さん…そんなにBOOWY好きやったんや…(笑)。



※ちなみに僕もBOOWYは大好きです。

あと、これ


特に太文字のとこの言葉の意味はよくわかならいけど(笑)、心の底から大絶賛してくれてるのだけはわかりました。ありがとうございました。

セットリストは吉見さんが自分のblogに書いてくれてたので、そちらを参照に。

HOOK UP RECORDSの吉見さんによるライブレポはこちら


15周年アニバーサリーイベントをやる時こそは「HOOK UP RECORDS ぶっ殺す!」みたいなワケのわからない事を言わずに、もっと素直にお祝いしたいと思ってますので(笑)そのためにも、あと5年はしっかりと続けてください。

その時こそはBIG CATで!

BIG CATぐらいのキャパに見合うバンドになれるよに、引き続き社会人バンドがんばります。

お互い、健康だけには気をつけて、もうちょっとだけ楽しくやりましょう。

今後ともよろしくお願いします。

最後に夢をみてるやつに送るぜ。

HOOK UP RECORDS is (not)DEAD.

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