最近、お客さんでよく来てくれる女性がいております。
その方、なかなか ノリのいい酔っぱらいねえちゃん(←失礼 笑)でして。
(9月から禁酒するって書いてたけど)
普通に日本語ペラペラなので、最近まで全然 知らなかったんですが、
その方、ドイツの人で今は日本に住んでる方だったみたいで。
この2~3年で日本に来たのかな?詳しい話は知らんのですが。
詳しい話は別にどうでもいい。
ライブがあって、そこに遊びに来てくれて、みんなでハッピー!!っていう
ライブハウスで出会う民同士はそれがすべて。
各人の個人的な事情は知らんし
むしろ知らなくていい。
知らなくていいのですが、
わたくし、知ってしまいました。
どうやら、日本に来たキッカケが
gugagugaのライブが見たい。
だったみたいで。ぶっちゃけね
これだけでも僕はけっこう感動なんですよ。
一介の大阪のインディーズバンドのライブのために、日本に来てくれた人がいるっていう。
gugagugaには失礼な書き方になるのですが
gugagugaが「有名か?」「無名か?」って聞かれたら、無名のインディーズバンドだと思うんです。
それでも、彼らの曲の良さが海を越えて誰かに響いた。
(その時は) 歌詞の意味もまったくわからないであろう彼らの曲が
誰かの心を動かした。っていう事実。
音楽って素晴らしいなあ。みたいな。
ちなみにgugagugaはこんなバンドね
で、先日
ひょんなキッカケで
この話をさらに詳しく知りました。
どうやって彼女がgugagugaの音楽と出会ったか…という話なのですが。
それを聞いて、けっこうびっくり。
そしてけっこう感動した。
時はさかのぼる。
2016年。
もちろん今も絶賛活動中のモケーレムベンベというバンドがいております。
(↓ちなみにモケーレムベンベはこんなバンド)
そのモケーレムベンベが
ミナミホイールで無料配布するコンピレーションCDを作ってました。
↓詳細はこんな感じ
概要を超簡単に説明すると
当時、5年連続でミナミホイールに出演できなかったモケーレムベンベが
ミナミホイールに出演してなくても、かっこいいバンドがたくさんいるぞ!!
と、ミナミホイールに出演していないかっこいいバンド仲間たちを集めて作ったCD
それの第二弾!(「6年殺し」じゃなくて「5年殺し2」っていうのがポイントだと思います 笑)
って感じ。
ホームページによると、5000枚ぐらい配ったらしい。
ミナホの時、僕も一緒に配った(というか配ってる横で、別のビラ撒きしてた)なぁ…なんて話も懐かしい。
当時、ガムシャラに「ミナミホイールに遊びに来たお客さん、一人でも多くの人に聞いてほしい…」と願いながら、みんなで配ったCD-R。
それがどういう経緯だったのか…
(勘のいい読者はどういう展開になるか、もう気づいてると思いますが)
ドイツにたどり着いたようです。
めちゃ面白いやん。音楽に国境はない!!
なんて言いますが、本当に国境こえてますやん。
そして
そして
このCD-Rをドイツに持って帰ってきた彼女の職場の上司が、
職場でこのCD-Rをかけていたらしいのです。
で、このCDを気に入った彼女は、
「このバンドたちのライブを見たい!」と、海を越えて日本にやってきます。
ここまで書いてて思いますが
一番すごいのは 思い立ったらすぐ行動!!っていう彼女のバイタリティなんですが(笑)
で、時はすぎ 2023年。
先日(8/18)に南堀江knaveで行われた
赤いアフロのリリースパーティに、モケーレムベンベが出演してくれてたんですね。
その日に遊びに来てくれていた彼女から
「わたし、日本に来たキッカケってモケーレムベンベなんですよー」
と、このこの話を聞く。
それを、すかさずモケーレムベンベにチクる僕 (笑)。
いや、だって。
マジで感動したんやもん。
モケーレムベンベも絶対に嬉しいやん。
いつかのガムシャラにがんばった結果のご褒美というか。
あれ無駄じゃなくて、きちんと誰かに届いてたんだな…って答え合わせが出来るのって嬉しいっすよ。
ミュージシャン冥利につきる。
僕なら嬉しい。
中国拳法で、5年後に必ず殺す必殺技「5年殺し」なんてものが
本当にあるのかは知らないし、たぶんそんなのは漫画だけの話なんですが
でも「モケーレムベンベの5年殺しは実在した!」
っていう。
あのコンピCDのタイトル「5年殺し」って
そもそもは5年間ミナミホイールに出られなかった彼らが、
それにひっかけてつけたタイトルだとは思うんです。
なので、それはきっと2016年当時の過去からの5年。
それが、2016年から5年以上たった今。
未来の5年~につながってたんだな…って考えたら
なんか素敵だなと思ったお話でした。
おわり。
↓ちなみに、リリースパティをした赤いアフロはこんなバンド