コピーバンドとか久しぶりにやってみて学んだこと。

昨日はコピーバンド大会でした。

そもそも

俺が人生で一回ぐらいミッシェルガンエレファントのギターを弾いてみたい。

という欲望をかなえるために、みなさんを巻き込んだイベントでした。

出演してくれたみなさん

遊びに来てくれたみなさん

ありがとうございました。



今日はコピーバンドとか久しぶりにやってみて学んだこと。

いや「学んだ」んじゃなくて「思い出した」こと。

そんな話をダラダラと書いてみる。



長くバンドを続けてたり、

楽器を弾いてると、

それなり「型」みたいなものが出来上がってきます。

しょせんコピーバンドではありますが、それでもやってみたら

良い意味で、ちょっとその「型」をリセットするキッカケをもらえたような気がする。

これ、普段から真面目に練習しているバンドからしたら、当たり前のことばかりと思うのすが

具体的に書いてみると
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①練習して出来てたことの半分ぐらいしか本番ではできない。

いやー、ぜんぜん弾けなかったな(笑)。

そりゃそうだ。

知ってはいるんですが。

普段は自分の作った曲なので多少失敗しても

「まあ、こんなもんよね?」

みたいなあきらめ半分なんですが。

オレがオリジナルだし!間違ってもこれがオリジナル!っていう開き直り。



ただ昨日のはコピーなので、お手本というかオリジナルがあるのでね。

おお、ステージに上ると全然 弾けんな!って嫌でもわかってしまう。という。

ガレージロック系のギターって、けっこうノリ一発でそれっぽく出来てしまうとこがあるので、昨日は完全にノリだけで逃げ切ってしまいました。(笑)

ギターに関してはオリジナルからの原形なかったですね。

②ボーカルがいるとすごく楽。

普段、僕はギターボーカルなんです。

MCやったり、ライブの流れに気をつかってみたり

多少は司会進行みたいな役割もありつつ…でライブをしてるのですが

そういうのを無視して

ボーカルの影に隠れてかっこつけてるだけで進んでいくライブはすごく楽でした(笑)。

で、たまにおいしいところだけ前に出る!みたいな。

ただ、出しゃばりすぎると、ボーカルの邪魔になるのでその辺りの配分は難しいなぁ…とか思ったり。

③MCの練習も大事

コピーバンドなのでね。

お手本があるので。

スタジオ練習でも、

森野がチバさんのMCの真似して、みんなでキャッキャッ言ってました。

で、このタイミングで「サンキュー!」って言ったら、

そこにギターのイントロかぶせて入ってくれ!とか

コピーバンドっぽく楽しくやってたのですが

普段のライブでもこういう練習ってやっぱり必要なのかもねぇ…と思った。

恥ずかしがらずに「MCからの曲入り…」みたいな練習も大事。

このあたりは初心を思い出した。

④MCの練習をしてても想定通りにいかない。

で、真逆のことを書くのですが

MCの練習をしてても本番は想定どおりにはいかないので、

ある程度の柔軟な対応も大事だなと。

具体的に書くと

「サンキュー!」で、ギターのフレーズから曲が入る!って打合せだったので

曲が終わり、次の曲にいく間

「サンキュー!」の一言をめちゃ待ち構えてたのです。

それが本番では

「南堀江…、サンキュー!」

(いや、南堀江ロッカーズって言ってたか?(笑)ちゃんと覚えてない…)

になっただけで、けっこう混乱した。

たかだか一言増えただけで(笑)。

ギターを弾くのが一瞬 出遅れたんですよね。

「サンキュー!」の「サ」の言葉でギターを弾き始めるつもりで待ってたからね

「サ」って聞こえたらギターを弾き始めるぞ!

「サ」やな…。

「サ」…ドキドキ…みたいな。

それが予想外に頭の言葉が「南堀江…」の「み」だったので

「み」

「み」!?

お??お!!!???って(笑)。

僕も普段ライブで打合せと違うことをやりがちな方なので

小さいことでも、ついてくるメンバーけっこう大変なんだなぁ…と勉強になったり。

逆に、ボーカル(普段のオレ)からしたら

「それぐらいの些細な変化は空気を読んで対応してくれよ」

なんで、対応力も大事よねー。などと、これまた基本的なことを思った。

⑤バンドのジャンルにあった音量感

どんなにロックなふりしてても

基本的に普段は「歌もの」のバンドをやってるので

各楽器の音量感は、気をつかいながらやってます。

ドラムのシンバル系の音は抑え目に!とか

歌にかぶらないようにギターうるさくしない!とか。

ひさしぶりに一切

そういうことを考えないでやってました(笑)。

基本的に、小箱とよばれるキャパ~200人ぐらいのライブハウスを根城にしてる人間って

音量感には敏感な人が多いと思うんですよね。

邪魔しないように、シンバル系はなるべくうるさくないように叩くのが正義!!

みたいな。

実際にバスドラムの音が一番大きくて

その次がスネアで

シンバル系は一番小さく

…みたいな音量バランスって正しいとは思うのですが

ジャンルによっては、それだけじゃないよなーっていう当たり前のことを

自分たちで音を出してみて思い出せた。

昨日の、タケシとかライドシンバル全力でしばいてたもんな(笑)。

本人もこんなにライドうるさく叩いたのは はじめてって言ってました。

オレも、歌が入ってきても何にも考えずに、普通にギター弾いてましたし(笑)。

そもそも、デカい音の方がかっこいいジャンルなんでね。

デカい音=正義

みたいな。

ロックバンドって本来はこれでいいんよな。

と、けっこう初心に戻れた(笑)。

(※あくまでジャンルによりけりなので、もちろんケースバイケースですが)

⑥テレキャスターの鳴らし方

⑤とちょっと被るのですが。

リアルに半年ぐらいアンプにつないでデカい音でエレキギターを弾いてなかったので、

ギターの鳴らし方を忘れてたなぁ…と(笑)。

思い出せました。

僕の使ってるテレキャスは古いやつでして。

けっこう癖があるんですね。

今っぽい弾き方してもきちんと鳴ってくれない…みたいな。

家ではチマチマしたというか、ストラトで弾いた方が似合いそうなフレーズばかり弾いてるもんで。

テレキャスターってそうじゃないよな!?って。



テレキャスターの鳴らし方にもいろんな流派があるんですが

特にロック系というか、昨日みたいなやつは

もう6本弦があると思わないで、太い1本の弦を右手のスピードで鳴らしきる!

みたいな方が、かっこいい音鳴ってくれるよなぁ…って。

普段、若い子に偉そうに教えてる時は「右手で強弱をつけて!」みたいな話をすることが多いので、対極のことを書ていてますが…(笑)。

あと左手の押さえ方で鳴り方もけっこう変わったりするので気をつけないとねぇ…とか。

歌を歌わないでギターだけ弾いてる時は、それなりにギタリストみたいになれるのも発見でした(笑)。



…と、ダラダラと色々書きましたが

たまには何も考えずにデカい音のバンドやると楽しいよね

という、これが一番の発見。

楽しかったです。

1年後ぐらいにまた機会があったらやりたい。

ありがとう。

また会う日まで。



※サムネの写真は、昨日もナイスボーカルを聞かせてくれた白航/綾香さんのツイートからの拾いもの。

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