もうダウンロードしましたか?特にソングライター、ギタリストにはおすすめ
アップルの新iOSアプリ “Music Memos”
先日リリースになった無料アプリMusic Memosが面白かったのでご紹介。
このMusic Memos、何ができるアプリかと言いますと
音楽制作用のレコーダーアプリです。
Music Memosは音楽制作用に特化したレコーダーアプリなので色々と多機能。
無料なのになんかすごそう。
- 録音した和音を自動解析して、コード名を表示
- そこにドラムとベースの自動範奏をつけられる
- GarageBandと連携もできる
- ギターチューナー機能
- カポの位置なども記録可能
- 前後を削ってトリミングも、コード名の編集も後からできます
Music Memosは特にギタリスト向けだと思います。
とりあえず使ってみる
まずアプリを立ちあげてみると、こんな画面ほー。真ん中の○を押したら、たぶん録音スタートですね。
左上の[自動]ってなんだ?と思って、[自動]を押してみると、音が鳴ったらそれに反応して録音がはじまりました。
なるほど。自動で録音開始機能、意外に便利かもしれない。
録音の準備して→ギターを構えて→録音ボタンを押して→ギターを弾いて…意外に面倒ですもんね。
右上の音叉のマークを押してみると…
チューニングメーターになりました。
録音をはじめる前に別のアプリを立ち上げずにチューニングのチェックもできる…ってこれ意外に便利かも。で、ポロロンとギターを弾いてみて録音を開始してみました。すると…
おお!弾いた和音を解析してくれて、コードネームが出てる!
さらに真ん中下にあるドラムマークを押してみたら…録音したフレーズに合わせてリズムが鳴り出した!
その隣はBassのマークだったみたいで、押してみたらBassの範奏も鳴り出しました。自動演奏のドラムとベースのフレーズを調整したり、間違った名前のコードネームを修正したりと、後から色々と調整も可能でした。
ドラムのフレーズの自動範奏は、GarageBandでも採用されてるのと同じパターンか?
そう考えると、メモ機能に特化した、超簡易版のGarageBand…みたいな感じも。
最終的にはアプリで再生もできますし、GarageBand にも音のデータを送れるみたいです。
完全にミュージシャン向けのアプリ
ちょっと使ってみて、まったく一般に需要のないような機能ばかり(笑)。これ完全にミュージシャン向けでした。
しかも作曲する人向けの音声メモアプリ…と書いても間違いないと思います。
逆に、作曲メモ以外の用途が思いつかない(笑)。
勝手に総評
コード解析機能のある無料アプリはYAMAHAからも出てましたし、目新しいものでもなかったのですが、録音前に別アプリを立ち上げないでチューナーを使えるというのが、個人的には一番、便利だなと思いました。特に初心者の人なんかだとチューニングがあまくなりがちなので、はじめる前はしっかりチューニングからはじめて欲しいので、こういう機能は便利。
GarageBandと連携できるのも、MacでGarageBand使ってる人なんかだと意外に便利かもしれませんね。
で、たぶんこのアプリの目玉であるコードやリズムの自動解析に関しては、正直、まだまだ実戦で使い物になるレベルではないと思います。
おもちゃレベル(とはいえ十分すごいんですが。)
試しに、E9ワンコードで、ファンクっぽいカッティングを跳ねめのリズムでチャカチャカ弾いてみたのですが、やっぱり解析は無理でした。
まぁ、そりゃそうなるよな。
こうなるのわかってて、意地悪でわざとこういうフレーズを弾いたんですがね。
とは言え「現状ではこのレベルの自動解析」というだけとも思います。
今後どうなっていくかはわかりませんからね。
色々と進化していくとは思いますし。
10年後にはもしかしたら、鼻歌をiPhoneに吹き込むとボタン一つでかなりレベルの高い自動解析、自動範奏をつけれるようになってるかもしれません。
っていうか、なってると思います。ある意味、恐ろしいです。
そんな未来への期待を込めて星は★★★★☆ってことで。
興味のある方は完全に無料なので、ダウンロードして遊んでみてください。
Music Memos アプリはApp Store で配信中。アプリ内購入もない無料アプリです。
遊ぶには十分すぎました。
ありがとう。アップルさん。