続きです。
前回は「女の子がメンバーにいるバンドは、バンドが無意識だったとしても、お客さん参加型の要素がある」
という記事でした。
みんな、やっぱり女の子好きじゃない!?という、身も蓋もないお話でした(笑)。
バンドへの追い風がストーリーになって、お客さんもバンドを応援しているだけで活動に参加してるような気持ちになるケース
さて。今日、書くケースは前回のケースよりも、お客さんがライブに参加する ではなくて、活動に参加 するような感じ。
「バンドへの追い風がストーリーになって、お客さんもバンドを応援しているだけで活動に参加してるような気持ちになるケース」
タイトルのまんまなのですが(笑)。
簡単に書くと、
①バンドの人気が出てきた
②お客さんもバンドの活動を見てて楽しい
③応援しがいが出てきて、応援にも熱が入る
④応援するという行為自体が、バンドの活動に参加する行為になる
このケースの場合は、参加と言うよりも、体験という方が近いかもしれません。
サッカーのサポーターさんや、プロ野球の応援団に近い感じかもしれません。
わかりやすい例だと、サッカーの場合は、ファンの事をサポーターと呼びますよね?
サッカーのサポーターというのは、ただのお客さん、ただのファンじゃないんです。
ファンの枠をこえて、もうメンバーみたいなもんなんです。
メンバーだから、試合の勝敗にメンバーみたいな熱量で一喜一憂しますし、それが楽しいわけです。
バンドの活動が盛り上がったり、バンドがステップアップしていく様をリアルタイムで体験するというのは、もうお客さんの気持ち的にはお客さんという枠を飛び越えて、バンドに参加してるような気持ちになれるんです。
人気が出だしたり、オーディションに合格したり、というバンドにとっての大きなトピックがあった場合、バンドはただ一所懸命に活動してるだけで、その活動自体がお客さんも参加できる、お客さんにとっての「体験」になる場合がある
という、お話です。
例えばなのですが
半年前に偶然に知ったバンドを応援していたら、そのバンドの人気がどんどん出てきた。もう、これだけでお客さんにとっては、
自分とバンドとのストーリー
が出来上がります。「最初はぜんぜん人気がなかったのに、応援していたらこんなに人気が出た!
このまま応援していたら、このバンドは自分をすごいところまで連れていってくれそうだ!」
そんな、お客さんがときめくストーリーをバンドが見せてくれたら、それはお客さんにとっての刺激的な体験になるわけです。
つまり、刺激的な体験=参加型 みたいなニュアンスでしょうか。
だから、バンド的にはただ一生懸命、普段どおり発信してるだけなのに、バンドの状況が変わることによって、バンドは無自覚ながら、お客さん参加型の活動にシフトしていた。
そんなケースも何回か見てきました。
何かの拍子に話題になった時に、やってる事はずっと同じなのに、急に人気が出だす のは、こんな仕組みなんだと思います。
人気が出だすことによって、応援していたお客さんにとっても参加型の要素ができて、それが呼び水になって、バンドの活動に参加していく(刺激的な体験をしたい)お客さんが増えていく…みたいな感じ。
一回、何かしらで火がつくと、一気に人気が出たりしますもんね。
(そのぶん、油断していたら引くのも早いですが)
お客さんに、”何かしらの体験を提供する” というのを意識的にできるが一番いいのですが、それを活動をがんばってたら無意識にできちゃってた!!
たまーにですが、見かける事例です。
なんか今日は文章が回りっくどくなってしまった気がして反省。
読みにくかったら、ごめんなさい。
次回からは、「じゃ、具体的にはどうしたら良いの!?」という話を、ちょっとした具体例と僕なりの考えもまじえて書けたらと思います。
では、シーユー!!
つづく