キャットヘッドハートの話

そろそろ10/20(金)のThe denkibranのライブが近づいてきてるので

The denkibranのことでも書くかぁ…

何を書こうかな…

なんて考えてたのですが

色々と考えたすえに

突然ですが、ベリーバッドアラモードというバンドの「キャットヘッドハート」という曲のことを書いてみたい。

(最終的にThe denkibranのライブの宣伝になる予定です)


そう。このキャットヘッドハートという曲。

ライブで聞いてるとね、なんか中盤あたりで僕はすごく切なくなるんです。

何回ライブで聞いてても「あぁぁぁ…(涙)」ってなるので

僕はこの曲がかなり好きなんでしょう(笑)。



そもそも、コード進行だとか、メロディの感じだとか、歌詞の感じだとかひっくるめて

ベリーバッドアラモードの杉本君の作る曲は好きなんです。

好きな曲は他にもいっぱいあるんです。

でもね、キャットヘッドハートは「好き!」をけっこう超越してる気がする。

これ、なんでなんだろう?と、さっき考えてたんですね。



そもそも、僕は

「少しあきらめてるけど、それでも日常は続いていくんだよね…」

みたいな曲に弱い。

例をあげると、ユニコーンの「すばらしい日々」とか。

あの系譜に昔から弱い。



この「キャットヘッドハート」も、そっち系の系譜の歌だと思うんです。

「生きやすさの計算なら とっくに済ませてるよ」

とか言っちゃって。

でも、この人(杉本くん?曲の主人公?)あきらめてるフリを一瞬してるけど

あきらめきれてないんですよね。

計算すませてるくせに

「でも誰にも聞こえない 声が響いている」

って。

この声は、もしかしたら

「若い頃の自分の声」かもしれないし

「いつか憧れてた誰かの声」かもしれないし。

計算はしてみたものの、けっきょく嘘はつけないぜ…みたいな。

この時点で僕はけっこう切ない(笑)。



で、一気にサビまでとばしちゃうんですが

「あなたと過ごすとき以外は いないのと同じさ ~」

「あなたと過ごす時くらいは 優しくありたい 強くもありたい」と。



字面どおりに受け取ったら

この一緒に過ごしてる「あなた」っていうのは恋人っていう解釈が正しい気がします。

その解釈でも、キュンキュンするし僕は大好きなのですが

いまの僕の気分では、あんまりこの曲をラブソング的に聞いていなくてですね。



例えば、この「あなた」を

ライブに来てくれるお客さん」とか

一緒にバンドをやってくれてるメンバー

と思って聞くと、また違った感じに解釈できるんですよね。


普段は大人のフリして過ごそうとしてるけど

バンドをやってる時、ライブをやってる時(=あなたと過ごす時)

ぐらいは優しくありたいし、強くもありたい。

つまり、かっこよくいたいよね



みたいな。

…かなり拡大解釈な気もしますが。

勝手なこと書いてごめん。



大人がバンドをやるのって

時間なのか、お金なのか、人間関係なのか

それぞれだと思うのですが

やっぱり何かとトレードオフだと思うんです。



そんななかで、そこまで大きな夢はもうみていないけど

自分は凡人で普通の人だ…って気づいちゃったけど

それでも好きな音楽に向き合ってる時ぐらいは

少しだけでいいから、かっこよくありたいよね。



みたいな、杉本くんの人間性を勝手にかいま見て(笑)

僕は切なくなってるんだろうな…と思いました。



でもね、これ

けっきょくバンドやってる時の自分もこんな風に思ってるんですよね。



たいして才能はなかったし、特別な人にはなれなかったけど

せめて The denkibran をやってる時ぐらいは

普段から仲良くしてくれてる人に「かっこいい」って思ってもらいたいよね

みたいに。



ああ、そうか。

僕が思ってることを杉本くんが曲にしてくれてたのか?と。

杉本くんは、僕にとっての甲本ヒロトだったんだ…と。(※前回のblog参照で)

青春パンクの処方箋② THE BLUE HEARTS
↑これの続き。本日は 「すべての若者に歌うロックバンドはTHE BLUE HEARTSであるべきだ(仮)」 です。 ...



大人であがきながらも、バンドやってる人は

きっとみんな似たようなことを思いながらやってるとは思いますがね。

あなたと過ごす時くらいは 優しくありたいし強くもありたい。



という気持ちでThe denkibran

10/20(金)のライブ

かっこよくありたいとは思ってます。

ぜひお時間ありましたら、遊びに来てください。



あと好き勝手なこと書いて

ベリーバッドアラモードごめんなさい。

大好きです。

…ただ、身近な人の曲を好き勝手に解釈して

色々と書くのちょっと面白かったので、シリーズ化したい気もした。

おわり

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