SNS時代に生き残るための人気バンドの条件①

タイトルは釣りです。ちょっとかっこいい感じに書きました(笑)。

バンドに限らずなのですが、ここ最近の「人気のあるもの」の傾向で、ちょっと前から感じていた事を書いてみようかと思います。

最近、人気のあるものの傾向

すごく、わかりやすいですよね。

ズバリ

お客さんが参加できるコンテンツ

そういう物がわかりやすく人気が集まってるように感じます。

コンテンツ…。

うん。コンテンツなんて言葉、使いたくなかったなぁ。

でも使っちゃった。

ごめんなさい。

ロックバンドは決してコンテンツではないので。

あくまでロックバンドはロックバンド(←持論)

などと、前時代的な考えのおっさんが声を大きくあげたところで、悲しいかな、現状が変わるわけではない。

悲しい。



冷静に最近のバンドの傾向を見ていると

一方的にお客さんに対して発信する/与えるだけのバンド

よりも

何しかしらお客さんも参加できるような要素のあるバンド

に人気が集まってますよね。

これはもう時代の流れというか、仕方ないのかなぁ。と思ってます。

つまり、

音楽だけをただやっているバンドにスポットライトが当たりにくい時代

なんでしょうね。

フェスやサーキットイベントに人気が集まってるのも、けっきょくイベント自体が、参加型のイベントになってるからなわけですし。
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考えようによっては、ただ昔に戻っただけ

ただ、こういう傾向というのは、考えようによっては昔に戻っただけな気もしてます。

そもそもロックバンドというのは、元々はクラブ(ライブハウス)のダンスミュージックが起源なわけでしょ。

お酒の席で、あの娘とダンスさせてよ!的な。

思いっきり参加型じゃないですか。

むしろダンスしてるお客さんの方が主役。

日本で何回か起こったバンドブームの頃の人気バンドだって、参加型な要素はすごくあったと思いますし。

音楽=ポップミュージックが崇高なものとされる前の時代に戻っただけなのかもしれませんね。

参加型は子供だまし?

参加型のものというのは、アトラクション的な要素があるもので、それって考えようによっては、

参加型=みんなに門戸が広い=わかりやすい=子供だまし

みたいに考える節もあるかとは思います。

ライブ中に「お客さんに手拍子を求める」「コール&レスポンス」をバンドが求めて、それにお客さんが答える

これだって立派な参加型の要素です。

ただ、こういう事を極端に嫌うバンドが多いのも事実。

特にライブ活動をはじめたてのバンドに多い気もします。

ただ、忘れてはいけない事実がひとつ。

そもそもロックバンドなんて元々が子供だましなんです。

僕だって、そんな「子供だまし」に騙されて、その気になって、バンドやったりこういうお仕事を未だにしてるわけです。

アーティスティックに、一方的にお客さんに「与えるだけの音楽」が、崇高なものとされ、きちんと人気、数字のあった時代というのは、

例えばCDバブルの頃だったり、ある一時期の古き良き日にあったイレギュラーだったのかもしれません。

お客さんがお金を払ってでも体験する音楽の需要が下がってしまった今の時代に、

音楽/バンドの需要が 一方的に与えるもの から 参加するもの に変わっていったのは当然の流れなのかもしれません。

僕自身の趣味としても、正直「良い曲を作って一方的に発信するバンド」の方が好きではあるのですが、

イレギュラーだったものをいつまでも追い求めて、偶像崇拝するみたに「昔はよかった」なんて言ってても前には進めないのでね。

参加型=子供だまし なんて馬鹿にして、自分とは関係のないものと思ってしまわずに、

お客さんとバンドが接点を持つ方法…、つまり、自分達のバンドに参加してもらう方法というのは、何かしら考えていかないと駄目なんだろうな…と思う昨今であります。

ここまで読んだ方で、「いやいや、音楽だけを真摯にやってて人気のあるバンドもいるよ!?」と異論のある方もいるかとは思います。

その辺りの実例を書き出すと、blogが終わらないので(笑)その辺りの具体的な話は次回の記事に続けたいと思います。

200人キャパクラスのライブハウスで活動しているようなバンドでも、お客さんが参加できるような、何かしらの「お客さんとの接点」を自分達で上手く作れないバンドは、どんなに良い音楽をやっていても(悔しいけど)動員は伸びないし

「アイツらは音楽以外は何も上手くできない不器用なやつらだから…」なんてのが、言い訳にもならなくってしまった、そんな時代なんだろうな…と思います。

ただ、僕は自分達のアイデアや気持ち、がんばり次第で、自分達の音楽や活動を不特定多数の人に届けやすい今の時代は、ミュージシャンにとっては良い時代だとは思ってるのですが。

そんな自分達の音楽や気持ちを不特定多数の人に届けるためのヒントになるような具体的なことを次回以降の記事に書ければ

次回に続けます。

ばいばい

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