MISOJI RIOT 2021 やります。

何から書きはじめていいのかわからずに、めずらしく書き出しで止まっている。

やるんです。

こんな状況ですけどサーキットイベント。

やっちゃうんです。

結論から書けば、それ以上でも以下でもないのですが。



正直、今年はMISOJI RIOTはやらないんだろうな…と思ってました。

1月までそう思ってました。

それを急になんでやろうと思ったのか?



今まで続けてきたことを無駄にしたくない。とか。

楽しみにしてくれているお客さんのために。とか。

出演したい!と言ってくれるバンドのために。とか。

書き出したら色々と理由はあるんですけど

僕の本音を言えば、そんなのどうでも良くて。



先にお仕事の話を書きます。

僕は南堀江knaveというライブハウスでブッキング/イベント制作の仕事をしています。

同じくバンドイベントのブッキングをしている野津さんという人がいます。

野津さんと僕(倉坂)は、似てるようでぜんぜん似ていない。

でも、最終的なアウトプットはすごく似ている。

そこにいたるまでのプロセスや考え方が真逆に近いのに、最終的に出来上がるものがすごく似ている。



野津さんはイベントを組む時、「お客さんファースト」。

この組合わせでイベントをやれば、お客さんがきっと喜んでくれるな…そんな思いでイベントを組んでいる(らしい)。

ライブイベントだって客商売なんだから、考えればそれって当たり前。

お客さんが喜んでくれて、たくさん遊びに来てくれる組み合わせのイベントって、

つまり出演者も楽しいし、きっと良いイベントだと思う。



僕の場合

正直、お客さんの事はほとんど頭にない。

これは、僕が見たい組み合わせだ!とか

この組み合わせだったら出演してくれるバンドが喜んでくれるかな?とか

そんなことしか考えてない。

でも結果として、それが表にうまく伝わればお客さんも喜んでくれて、たくさん来てくれる。



やり方は真逆なんだけど、提供したいものや、最終的な形はすごく似たものになる。



だから、僕は野津さんが大好きです。

自分と違うから。

でも、作りたいものが似てるから。

…って、いかん。

野津さんに対するノロケblogになってしまっている。



何が言いたいかというと。

僕のやってること、出来ることって

どこまで行っても純粋なイベント制作ではなくて

バンドマン目線で見るイベントの延長なんです。

バンドの自主企画イベントの延長戦上で常に仕事をしている、というか。

もちろん、自分が出演しない日の方が多いですけど。

目線がどうしてもミュージシャンサイドからになってしまう。

これは、もうどうしようもない。

10年これでやってきちゃったんだから、もうこれしか出来ないし。

これ、もちろん良くも悪くもなんで、これのせいで苦戦することも山のようにあるんですけど。



MISOJI RIOT も、今までは主催者が3組いたんで、ボカシてはいたけど、結局ずっとこれでした。

自分が一番 楽しみたいし。

その次に出演者さんに楽しんでもらいたいし。

お客さんは最後。(本当にごめんなさい)



こんなことを書いておいて

「お客さん遊びにきてください!」

とか言ってるんだから、わがままなことを言ってるのは百も承知なんですが。

でも僕らが楽しいんだから、楽しんでるんだから

お客さんが楽しくないはずがない!

ってそんな謎の自信は毎年あった。



でね、この謎の自信をそろそろ、僕は取り返さないとダメだなと思ったんです。

コロナ禍だ~と、はじまって。

みんなの生活様式が少しだけズレてしまって。

みんな均等に気づかないうちに、ちょっとづつおかしくなって。

もちろん僕も、ちょっとだけおかしくなって。

あれ?「普通に戻ったら!また!」とか、みんな言ってるけど、

これって普通に戻るの?

そんなことを、たぶんみんなが考え出して。

普通ってそもそもなんだろう?って



なんだか、みんな、どんどん自信がなくなっていって。

おかしくなって。が、加速して。

おかしくなって、自信がなくなって。

おかしくなって、自信がなくなって。

おかしくなって、自信がなくなって。



そんな風に僕には見える。



そして僕だって

もちろん、コロナ禍だけのせいじゃなくて、

自分の年齢をふいに自覚してしまったせいもあるんですけど

最近の自分のこの情けなさ

(正直、その情けなさが愛おしいというか、その感じが新鮮で楽しんでた節もあるんですけど 笑)

は、まぁ、…どっかでそろそろ払拭しておかないと、本当にこのまま、ただの痛いおっさんになっちゃいそうな恐怖感ってのもあったりして。



マジな話、

普段はどうでもいいんです。

年下の子に説教されても良いし

ださくても、痛いと思われても

なんでも良いんです。

そこの見栄を張ろうとは今さら思ってないんです。



ただ、やっぱり

The dnekibran の時の僕は無敵にかっこいい。

って、そろそろ自分で思いださないとダメだな…って。



普段は、人の顔色をうかがって

人を怒らせたっていちいち気にして凹んで

オドオド、あわあわ して生きてる人間ですけど

それでもバンドやってる時の自分はね、

最強にかっこいいって、自分で思い出してあげないと。

オレが自分で思い出してやんないと、
誰も思い出してくれないんでね。

あまり自分の我を、わかりやすく表に出さない人間ではあります。

気をつかって、人にゆずってしまいがちな人間ではあります。

いままでの MISOJI~シリーズは、3組主催者がいてたので、

それぞれが他の主催者に、花を待たすことも多かったです。

ただ、良くも悪くも、今年の主催者は The dnekibran だけになっちゃったので。

自分達だけなんだったら、自分で自分に花を持たせてもいいんじゃないかな?と思ってます。



別にメジャーデビューしたこともないし、

たいして人気もないバンドですけど、

少なくても200人キャパの小箱でライブをするうえでは、

僕らはいつも最高にかっこよくないと、示しがつかない。

存在意義がない。


安心しろ。大阪のライブハウスにはThe dnekibranがいるぞ。

って真顔で言えてた時の自信をもう一回、取り戻させてください。

ちょっと情けないけど

そんなつもりで、今回のMISOJI RIOTはやってます。

だから、例年とちょっと違うんです。

いつもは、このイベントを使って、みんな新しいお客さんに出会って

とか、

利用して宣伝して!!

って、つもりで出演をお願いしてたバンドもたくさんいました。

僕ら主催者のライブは極論、見てくれなくてもいいから!みたいな気持ちもありました。

でも今年に関しては、

オレを助けてくれ。
オレに自信を取り戻させてくれ。

って、正直、こんな気持ちが強い。

でも、そのかわりオレを助けてくれるんなら、倍にして返してやるから。

って、そんな気持ちです。



正直、リスクしかないこの時期に、

個人でサーキットイベント主催するなんて、頭おかしいとは思ってます。

失敗して、借金を背負うリスクだってけっこうあるし。

でも、やりたいと思ったことはやらないと。

あきらめたり、妥協したりすると癖になるから。



僕が大好きなバンド達がたくさん出て

最高のライブをしてくれて

それに負けないように僕らも最高のライブをする



って考えただけで超楽しい1日じゃないですか。

シンプルにそんな1日にしたいです。



普段は、好きな女の子もまともに口説けないようなダメダメな僕ですけど

ステージにあがってギターを持てば最強に かっこいい って

知らなかった人には知って欲しいし

忘れてた人は思い出して欲しいし

そして、何より自分が思い出したい。



だから、今年は僕のワガママに付き合ってください。

でも、最高に楽しいワガママになると思います。

最高のバンドたちと 5月1日(土)、大阪の堀江でお待ちしています。



深夜のテンションで書いたから、あんまり まとまってないけど。

今から僕は眠れないぐらい楽しみなんで、みなさんも楽しみにしておいてください。

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