今は知らないんですけど
日本で「詩人」っていうと、
僕は谷川俊太郎さんぐらいしか思いつかなかったりして。
そんな谷川さんの好きな詩で「これが私の優しさです」という詩があります。
子供の頃って、この詩を読んでもよくわからなかったんですけど
大人になったら、ああ、なるほどな。と。
強く生きること
それが私の優しさなんですね。
この詩じたいは、たぶん強く独り立ちする子供の親離れの詩で。
そんな強い優しさが欲しいもんです。
過去の何人かの近しい人に
あなたは私にだけ優しいんじゃなくて、誰にだって優しいもんね
みたいなことを言われて
うーん、別にそういうわけでもないんだけどねー
なんて思ったんですけど、いま思いかえすと、あながち間違いでもなかったのかねー
などとも思ったりね。
誰にだって優しいっていうのは、
けっきょく誰にも優しくないってことと同義なわけで
優しいフリしてるのと大差ないんでしょうね。
などと、最近、何人かから「優しい」なんて話が出てちょっと思いましたとさ。
自分もズルい大人になったもんです。とか思うけど。
本当に「優しい」っていうのは、たしかに一人で強く生きるってことなのかもしれませんね。
かしこ。
これが私の優しさです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク