トイ・ストーリー 4の話。

珍しく映画の話。

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トイ・ストーリー



最初に書いときます。

僕、ぜんぜんトイ・ストーリーに詳しくないです。

なんなら、そこまで思い入れもありません。

トイ・ストーリーが好きな人って、本当に大好きでしょ?

熱烈でしょ?

恋しちゃってるでしょ?

だから最初に トイ・ストーリーファンにあやまっとく。

ごめん。

でも、思い入れがあまりないから 逆に

トイ・ストーリー 4 が僕的にはすごく面白かったんです。

めずらしく映画館で観ました。

1~3 もなんとなくは見ていたので、前作までの話も一応、知ってはいました。

でね、

トイ・ストーリー初心者の僕でも、

このトイ・ストーリー4を見だして、さすがにすぐに気づきましたよ。

あ、これはトイ・ストーリーじゃない。

って。

描きたい物語というか、伝えたい主題が、いままでのシリーズと比べると

まったく変わっちゃってたじゃないですか?

こういうblogってあんまりネタばれって書かない方がいいとは思うんですが

要約すると

・自分のことをゴミと思ってる人間 (おもちゃ) が、どう自分のアイデンティを見つけるか?と

・仲間のために生きてきた人間 (おもちゃ) が、仲間を捨てて自分の幸せを選ぶ

ってこの2本柱の物語だったと思うんですね。

(けっこう前に見たから、細かいとこ忘れちゃってますけど。間違ってたらごめんなさい)

トイ・ストーリー的には、タブーにしていたとこに踏み込んでるような印象でした。

夢の世界を売っていたのに、急に夢にすごく似せた現実をつきつけてきたようなイメージ。

それが僕にはすごく面白かったんです。

でも、同時に

これ、別にみんなが見たいトイ・ストーリーじゃないだろ?

とも思った。

熱心なトイ・ストーリーファンは別にこんなもの見たくないだろ?って。

こんな内容の話を見るんなら、別の物語で見たらいいわけで

みんながトイ・ストーリーに求めてるものって、これじゃないだろ?とも思いました。

トイ・ストーリーを楽しみにしてる人って、やっぱり夢をみたい人だと思うので。



見終わって僕的には面白かったんですけど、

これはたぶん賛否両論あるんだろうなーとは思いました。



で、ここからが今日のblogで言いたいこと。

実際、たまにトイ・ストーリー4の話を人とした時に、感想が割れるんです。

「面白かった」っていう僕みたいな人と

「あれはトイ・ストリーじゃない!」っていう人と。

でね、そういう時

僕的には、最終的な結論ってどっちでも良いんです。

それって「物語の在り方に対する趣味」の話だから。

大事なのは、同じ物語を同じように理解して、別の結論を出したことであり

お互いにそれを認めあえる事というか。



最悪なのは、結論が違う相手を否定すること。

「え?あれが面白かったの?信じられない…」とか、

「あれを面白いと思えない、君の感性は間違ってる!」とか。

twitterでよく起きてる、つまらない小競り合いなんて、まさにこんな感じじゃないですか?



違うことを否定するんじゃなくて、違うことを楽しまないと

人と話してる意味なくない?とか思っちゃうんですよね。



「そう思うんだ?なるほど!」って人の事を認めたいし、

逆に「あなたはそう思うんですね?なるほど!」って認めてほしいし

そういうのが楽しい。

で、認めつつも、自分の意見はお互いに絶対に曲げない!みたいなのも楽しい。

(…楽しいけど そういう人とはすぐにケンカしちゃいがちなんですけど。ケンカするほど仲が良いってことで 笑)



人間なんで誰しも、自分の考えを人に押し付けちゃう時もあると思うんです。

悪気なく。

そんな時になぜか僕は最近、トイ・ストーリー4を思い出す。

いかん、いかん。

自分の考えを尊重してほしいんなら、まずは相手の考えを尊重しないと!って。



僕は、今でいう自己肯定感の低い ゴミが自分らしさを見つけたり、

自己肯定感が高かったはずの人(おもちゃ)が、自分のことをゴミみたいに思ってしまったりする

人間臭いあの話はやっぱり好きです。

…人間臭いって書いたけど、あの人たちみんなオモチャですけど。

そして、もちろん異論は認める。

あれを「好きじゃない」と言う人の感性も好き。

似てるけど、やっぱり自分とはちょっと違う考え方の人が好き。



ただ、基本的に男脳ではあるので、

ピクサーはそもそもアップルをクビになった、スティーブ・ジョブズがルーカスから買収して、それをディズニーが…!

みたいな裏のエピソードの方に燃えてしまう側面もあるにはある。

そして、だいたい、そういう話は女受けが悪い。

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