河内REDS
今年を振り返ってまして、そういえば…と思ったんですが、河内REDSの問題作MV「男はみんなちょっとだけホモ」…あれも今年だったんですよね。色々と忙しくしていたので、勝手に体感年数が狂ってて (笑) 僕のなかでは去年の話になってしまってました。という事はこの流れで紹介しとかないと駄目でしょう!
って事で曲は「河内REDS」で「男はみんなちょっとだけホモ」
河内ロックの宣教師として19さいのときに出家。音楽やりながら布教活動してる。
…というプロフィールなんですが。
このプロフィール文を見ても意味わかんないと思いますが(笑)この河内REDSというバンド、かなりかっこいいです。
まずは、バンド名が「河内…」だし代表曲「ホモ…」だし、みたいな偏見をなくしてもらいたい。
ライブを見てもらえたら、かなり正統派な音のロックバンドだという事がわかってもらえるかと。僕の場合どうしてもギタリスト目線になってはしまうのですが、
エフェクターはなしのシールド直アン!
AC/DCのアンガスヤング直系のGIBSON SG 弾きの佐倉くん
は、素直にリスペクトです。
「ロックンロール」という言葉を使って彼らを形容すると、本人達はすげー嫌がると思うのですが、日本で言う「ロケンロー」ではなく、海外で”骨太なロック”を指して使われる「ロックンロール」という言葉が一番似合うのは、僕の周りでは河内REDSかな?と思ってます。
一聴ふざけてる曲に聴こえる歌詞の言葉選びも、かなり”キャッチーさ”を考えて作られてましてね。
若い子だけじゃなくて、40代ぐらいのバンドブームの頃を通ってきてる人なんかにも気に入ってもらえるんじゃないかな?とは思ってます。
僕が河内REDSの何が一番好きか?といいますと、
ミナミホイールの時に外で歌って大人から怒られたり、ストリートライブやったり…とか派手で無茶な活動の印象で「馬鹿な事を面白おかしくやってるなぁ~」「面白いなぁ~」って、思われてるとこでは決してなくて、当たり前なんだけどきちんと”ミュージシャンしてる”ところが大好きなんです。
ここ最近、彼らのライブをゆっくりとは見れてないのですが、ライブを見るたびにどこかの部分はきちんと上手くなってます。「俺達は演奏なんか下手くそでもいいねん!」とか言って、汚い音で勢いだけの演奏をしてるようなバンドって僕は嫌いだったりしましてね。
そういうバンドとは対極で、彼らにはミュージシャンとしての向上心がきちんとあるわけで。
今だから書けますけど、一時期、彼らにも荒くれてた頃があったんですよ(笑)
その頃の河内REDSって、なんか演奏めちゃくちゃ雑だし、ステージパフォーマンスも無茶連発だし「おいおい、ロックを履き違えるなよ…」みたいに心配してたんですよね。
それが、ある日久しぶりにライブを見たら、しっかり演奏するバンドに戻ってまして。
ほら、やっぱりきちんと演奏した方が全然かっこいいやん!と (笑)。
雑、粗い、適当 = ロック
では決してないので。桜草の記事でも似たような事を書きましたが、演奏がクソだったら、バンド自体もクソになってしまうんですよ。
ステージでの過剰な演出が許されるのって、やっぱり音楽がしっかりしてるから…だと僕は思うので。少なくてもロックバンドに関してはね。
河内REDSはその辺りを履き違えてないので僕は大好きです。
とは言え、メンバーも癖のあるヤツらだし(笑)、これから彼らがどう転がっていくかはわかりませんが、河内REDSみたいなバンドが日本のロックシーンをひっかき回してくれたら、日本のロックはもっと面白くなると本気で思うので。
2016年の河内REDSの躍進に期待。
本当に無責任に書くけど、河内REDSにはアメリカツアーとか行って欲しい。
海外から逆輸入的な感じに上手く入ってこれないかな?とずっと勝手に考えてます。
SXSWのジャパンナイトとか誰かねじ込んでくれませんか?
関係者の方、誰か見ていたらけっこうこれも本気でよろしくお願いします。